あらすじ
「ねえねえ、あなたはくさのせいれいさん?」
気がつくと俺は雑草になっていた。
記憶はないが、ステータスやスキルが備わっていて、
――なぜか転生という言葉が思い浮かぶ。
「ほわぁぁああ、太陽の光が心地いい!」
ひとまず光合成に最適な場所にいると、
俺の声が聞こえるハイエルフのわんぱく幼女セフィと出会い、運命は大きく動き出す。
セフィに引っこ抜かれ“ユグ”と名づけられた俺は、
エルフの里でも草の精霊として受け入れてもらい、のんびりと育てられることになった。
…かと思いきや、どうやらエルフは迫害を受け、逃げのびてきたらしい……。
――エルフたちを守るために雑草は奮闘し、進化する!
異色の植物転生ファンタジー、開幕!
登場人物紹介
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ユグ
雑草、正確には「ウォーキングウィード」という魔物に転生した主人公。 たぶん元人間だったがほとんど記憶はない。 果実を実らせるほか、生命力や魔力を吸い取る等のスキルを持つ。エルフの里で糖度マシマシの林檎を振る舞い人気者に。
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セフィ
ハイエルフのわんぱく幼女。ユグと会話し、「くさのせいれいさん」だと思い込んでエルフの里に持って帰る。里の樹々を成長させたり、周囲に結界を張ったりするなど意外と働き者。周りのエルフからは姫様と呼ばれ、慕われている。
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メープル
セフィのお世話係。朝の身支度、家の掃除、洗濯からお風呂まで、セフィの身の回りをサポートする。
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長老
エルフの里の長老。最初からユグの声を聞き取れる数少ない存在。 数百年前の大戦を経験しており、魔法に詳しい。
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ウォルナット
エルフの里で門番をしている青年。親しみやすく活発な性格で、エルフ一の剣の腕前を持つ。
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ローレル
エルフの里で門番をしている青年。中性的な外見で優しく丁寧な性格だが、怒ると怖い。
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ヴォルフ
狼人族ガル氏族の戦士。逃げてきた矢先に魔物に襲われ、間一髪の所でユグたちに助けられる。
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ゴー君1号
ユグがスキルと魔法で最初に作ったプラントゴーレム。人型で腕に木剣を仕込んでおり、戦闘の時は長い両腕を活かして戦う
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ゴー君2号
ユグが茨をもとにして作ったプラントゴーレム2号。全身の茨を鞭のように自由自在に使う。敵を締め上げるような攻撃もできる。
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ゴー君3号
ユグが作ったプラントゴーレム3号。1号と同じ人型だが、ユグと同じように果実を作り出す能力があるほか、生命魔法を使って戦闘を支援する。
※詳しくは各書店様まで直接お問い合せ下さい。
※特典につきましては、無断複写・複製・転載・アップロード・転売を禁じます。
【初回版限定封入 購入者特典】 | 「セフィ、モモに出会う」 エルフの里に植えられてからまだ日が浅いころ、 『ユグがいろんなくだものつくれるのは、おみとおし』 とセフィにせがまれてユグは様々な果物を作ったが、 桃を食べたときにセフィの両目が見開き、耳もぴんと跳ねて…。 |
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【ゲーマーズ 様】 | 「セフィ、しゅぎょーする」 敵を倒すと成長する木剣ミストルティン。 セフィも自らのミストルティンを強くしたいと言い出し、 ユグやゴー君と共に魔物を倒しに行くことに。 ゴブリンを見つけたセフィは奥義を繰り出した。 「セフィりゅうけんじゅつ、おうぎ、いちのかた……えいっ!」 |
【メロンブックス 様】 | 「ゴー君1号、頑張る」 ゴー君1号はいつの間にか自我に目覚めていた。 今日も2号や3号と手分けをしながら、里の周りを巡回し、 主たるユグたちの敵となる存在を狩っていく。 |
【WonderGOO 様】 | 「青年エルフたち、守護者たちの強さに感嘆し、自信喪失する」 ウォルナットとローレルはゴー君たちと共同で狩りに出かけていた。 日に日に強くなっているゴー君たちに触発されて、 狩人歴100年を超える自分たちの腕前を見せつけてやろうと奮闘するのだが…。 |
【くまざわ書店 様】 | 「メープル、お世話をする」 掃除、洗濯、食事の用意からお風呂、 そしてユグが生活に加わったことで肥料の準備まで、 セフィのお世話係をするメープルの一日は忙しい。 今日もいつものようにセフィを起こしにいき…。 |
【とらのあな 様】 | 「ヴォルフ、念願の木剣を手に入れる」 ヴォルフは木剣ミストルティンを強くするために、 魔物を倒しまくりレベル上げに勤しんでいた。 やがてミストルティンのレベルも16になり、 自分だけの特別な魔剣が出来上がったと満足していたのだが…。 |
このシリーズの刊行タイトル
定価:1,320円(税込)
《ユグがついに世界樹へと至る、怒涛の書籍オリジナル展開!》
砂漠の国ヴァナヘイムから同盟の打診を受け、砂漠エルフの案内で現地へと向かう。
出会い頭にセフィとぶつかったのじゃロリドラゴン娘からまさかの自己紹介を受け──
「永遠の10歳であるうら若き乙女じゃが、こう見えて砂漠神と呼ばれておる」
時を同じくして、教国では炎神を失った影響で反乱勢力が活気づいていた。
これ以上国の威信が低下するのを食い止めるため、砂漠神を滅ぼす計画が始動、
──地神アース・メイカーが動き出した。
定価:1,320円(税込)
教国の騎士を倒し進化したユグは、新たな眷属のお姉さん(ヴァルキリー)を仲間に加え、ゴー君たちも進化させて戦力を強化する。
教国から逃れるため、地理的に最適なドワーフの里へ避難することにしたユグとセフィは、精霊とハイエルフの力でエルフの里をまるごと移す、壮大なお引っ越しを始めた。
だが、ドワーフの方は当然快く思うわけもなく、一触即発の状況に……。
一方、教国では炎神ファイア・メイカーがハイエルフの復活を知り、自らエルフの里を滅ぼすことに決める。
ついに戦いの幕が切って落とされた……!
Web版から全面改稿!異色の植物転生ファンタジー激闘の第二幕!!
定価:1,320円(税込)
記憶はないが、ステータスやスキルが備わっていて、
――なぜか転生という言葉が思い浮かぶ。
「ほわぁぁああ、太陽の光が心地いい!」
ひとまず光合成に最適な場所にいると、俺の声が聞こえるハイエルフのわんぱく幼女セフィと出会い、運命は大きく動き出す。
セフィに引っこ抜かれ“ユグ”と名づけられた俺は、エルフの里でも草の精霊として受け入れてもらい、のんびりと育てられることになった。
…かと思いきや、どうやらエルフは迫害を受け、逃げのびてきたらしい……。
――エルフたちを守るために雑草は奮闘し、進化する!
異色の植物転生ファンタジー、開幕!